デトックスの本当のところ

最近「デトックス」という毒出し発想がブームになっているようです。しかし、その内容をみてみると毒を出しているどころか毒を入れているといっても過言ではありません。

毒出しといっている根拠はいろいろありますが、腸内で有害物質を吸着して排出するという食物繊維などを多く摂るという考えがあります。食物繊維などは有害物質だけを吸着し、排出してくれればよいのですが、そうはいきません。有用なミネラルも吸着し、排出してしまいます。

そして、食物繊維の多いごぼうやこんにゃくなどがよいといわれていますが、農薬や食品添加物のことは何も言っていません。また、活性酸素を抑えるためにビタミンCが多い小松菜などがよいといわれています。しかし、農薬は勿論、小松菜などに多い有害な硝酸性窒素のことは何も言っていません。

 

さらにサプリメントとしてビタミンC を摂ると、体内でビタミンC が酸化し、有害な酸化型ビタミンC に変化します。このような危険性には何も言いません。すなわち、毒を出そうとしていることが、実は逆に毒を入れていることにもなりかねないのです。衣食住の生活環境の有害物質の話をすると「有害物質を身体から排出するには何を食べたらよいか? 」とよく聞かれます。しかし残念ながら、そんな都合のよい食べ物はありません。ただし、人間の身体には体内の有害物質を排出する浄化能力が備わっています。運動して汗をかくのも一つの方法です。

今の普通の生活では有害物質が身体の外へ出る量より、生活環境内から身体に入ってくる量のはうが多いために身体に溜まってくるのです。ですから、入れる垂を出す量より減らし、身体に溜まる有害物質を減らすしかありません。入る量を減らす努力もせず、何か特別なものを食べて、楽に出す量を増やそうとしても人間の身体はそんなに都合よくはできていません。また、人間のことだけを思えば体内の有害物質が減ればよいと考えますが、排出された有害物質は川や海や土や空気の地球環境を汚染していかのです。

有害物質を買わない、使わない、そして作らない、というようにしなければ根本的な解決にはなりません。

大学の研究で実証された、高アルカリ天然温泉水 桜島 活泉水で体内の毒素を排出 | 今さら聞けないミネラルウォーターの知識

https://mineralwater-guide.net/contents/archives/1879

 

薬膳料理では実力不足

薬膳といえば、漢方薬を使った料理で身体によいかのように思われており、最近では中華料理店などで薬膳料理がブームになっています。

漢方薬を使った食事で病気を治したり、健康を維持しようと考えているのでしょう。しかし、漢方薬は一時的に症状を抑えるだけで、病気そのものを治すことはできず、必ず副作用もあります。

 

漢方薬を病気の人に使うことでさえ問題があるのにもかかわらず、一般の人に一律に同じ漢方薬を使うことは大変危険でしょう。苦く、味わいのない漢方薬を食べ物に混ぜてしまうと、当然味は落ちてしまいます。せっかく美味しく食べようとする料理が味気ないものになつてしまいます。

食は文化であり、芸術でもあります。安全な食材で、美味しく食べてこそ本当の栄養になるのです。「漢方薬は自然のものだから副作用がない」とか「漢方薬には四千年の歴史があり、副作用がないから、長年飲んでも安全」と信じている人が少なくないようです。しかし、漢方薬も薬である以上、必ず副作用があります。

薬というものは、、一時的に柱状を抑える対症療法であり、「薬は本質的に毒」なのです。トリカブトやフグの毒のように、天然で自然のものにも毒はあるのです。

最近では、医師が行なう治療の中で漢方薬が扱われることも多くなってきました。しかし、漢方薬を処方することは大変難しく、正しく処方できる人は日本では少ないといわれています。漢方薬は、個々人の体質や症状から判断して処方されるものです。

 

これに対し、西洋医学は検査で得た病名で薬を処方することが多いのです。したがって、漢方薬を西洋医学的に病名から誰にでも画一的に処方すると、うまくいかない場合があって当然です。また、漢方薬の正しい処方は、患者さんが生まれてから今日までの病歴はもちろん、食生活などの生活歴、住んでいた場所、家族歴などを十分確認していかなければできないともいわれています。

そして、もし正しく処方できたとしても、対症療法であり、病気そのものが根本的に治るものではありません。漢方薬の副作用としては、なんと発ガン性も指摘されています。発ガン性に繋がる変異原性の研究で、20種額の生薬に陽性反応が認められたという報告があります。

 

漢方薬には副作用がないと信じている人は、発ガン性があるなどとは夢にも思わないでしょうが、現実にはあるのです。1976年に漢方薬が健康保険扱いになることが決定したとき、厚生省(現・厚生労働省) は発ガン性の有無の調査を行なっていなかったのです。変異原性は催奇形性にもつながることから、妊娠中、あるいは出産計画中の女性は特に漢方薬の服用を控えるべきでしよう。西洋薬には多くの副作用があり、その症状も強く現われることが少なくありません。それに対して漢方薬は副作用の症状が弱く出る僚向にあります。しかし、薬としての有害性を考えた場合、副作用の症状が強いものより、弱いもののほうがその害が少ないかというと、そうとも言いきれません。漢方薬を多く使った場合、西洋薬に比べて副作用の症状は弱くても、長く続くことがあります。

これは、漢方薬の副作用の症状が出にくいためと考えられます。漢方薬は自分自身の身体が持っている、薬剤の排除能力を低下させるからかもしれません。そのため、発ガン性が生じるのでしょう。

漢方薬は、よく体質改善のために使うといわれていますが、漢方薬に限らず、西洋薬でも健康食品でも、モノで体質を改善することはできません。そもそも体質という言葉自体が漠然とした表現で、何を表わしているのか、はっきりしていません。病気になると、まず病院に行き、西洋薬の処方を受けることが多いようです。しかし、思うように治らず長引くと、漢方薬は副作用がないから安心だと誤解し、何の不安もなく漢方薬を常用する人がいます。よかれと思った漢方薬でも体質は改善せず、病気も治らず、それどころかいろいろな病気を作り出すこともあります。

初心者にもわかりやすいコンテンツ – 健康&美容(漢方薬)

http://www5a.biglobe.ne.jp/~wahuu/c-medicine/

偏ったアルカリ迷信の

ではなぜ、「酸性食品は身体に悪い」「アルカリ性食品は身体によい」という、間違ったアルカリ迷信の健康トリックが作られたのでしょうか?

最初に、アルカリ性食品の重要性を強調したのはスイスの学者でした。19 世紀の終わりに、食品のミネラル成分の研究が盛んに行なわれた頃のことです。さらに戦後、食事が欧米化し、主食である米飯を減らして、副食を多く摂ることがよい、と間違った食事指導がされるようになりました。

米飯は酸性食品だから控えめに、野菜、果物はアルカリ性食品だから多く摂るように、という安易な指導です。このような考え方がいつの間にか酸性食品は身体に悪い、アルカリ性食品は身体によい、という誤った考え方にまで発展してしまったのです。

 

そして健康食品ブームの波に乗って、一般受けしやすいアルカリ性食品は勢いを増し、アルカリ迷信が出来たようです。この酸性食品とアルカリ性食品という言葉は、もともと日本でしか使われていませんでした。しかし、日本の間違った健康食品ブームが外国の一部に波及し、酸性食品やアルカリ性食品という言葉が、世界でも使われ始めたことは残念なことです。

このような健康トリック用語は使わないようにしなければならないでしょう。

アルカリ性食品と酸性食品を分けるトリック

「酸アルカリ平衡」とは

食べ物は人間の血液の酸性、アルカリ性にどのような影響を及ぼすのでしょうか? 人間の血液はpH7.35〜7.45 の弱アルカリ性に常に保たれています。

pHとは血液の酸性、アルカリ性を示す指標で、pH 7 が中性、7未満が酸性、7 より高いとアルカリ性です。

アルカリ性食品とされている食べ物にはアルカリ性成分も酸性成分も、両方含まれており、どちらが多いかは食べ物によって違います。酸性食品にも同じことが言えます。食べ物を燃やさずに成分そのものを測定すれば、アルカリ性食品とされている梅干のように、クエン酸などの酸性成分がアルカリ性成分より多く含まれている食べ物もあります。

また、アルカリ性成分の多い食べ物を摂ったとしても、胃の中に入れば胃酸のため、すぐに酸性になってしまい、腸の中に入れば消化液の影響でアルカリ性になります。酸性成分の多い食べ物でも同じことがいえます。もし、アルカリ性成分が体内に多く吸収されたり、酸性成分が体内に多く吸収されたとしても、人体内では赤血球、肺、腎臓などが酸性、アルカリ性を調節してpHを常に7.35〜7.45 に保つようにしています。

このように、ほぼ一定の備にpH が調整されることを「酸アルカリ平衡」といいます。これは、体内環境を一定にしようとする恒常性( ホメオスターシス)の1つで、気温が高くても低くても体温を一定に保とうとするのと同じようなことです。

したがって、酸性食品やアルカリ性食品を多く食べたりしても、血液のpH が大きく変わることはなく、「酸性食品をたくさん食べると、血液が酸性になって病気になる」ということもありません。酸性食品に分類されている肉を多く食べ過ぎると、病気になることがありますが、これは脂肪の摂り過ぎや野菜不足などの偏食が原因であり、肉が酸性食品であることとは関係ありません。

このように通常は血液のpHが一定に保たれていますが、病気になると、このバランスが崩れる場合があります。例えば、嘔吐や利尿剤、ホルモン剤の副作用でpH が7.45 を超えると、アルカリ性血( アルカローシス)になり、pH が8.0 を超えると人間は死んでしまいます。

また下痢、糖尿病、腎臓病などでpHが7.35を下回ると、酸性血(アシドーシス) になり、pH が6.8 を下回ると人間は死んでしまいます。つまり人間の血液は、アルカリ性が正常と言ってもアルカリ性に傾き過ぎてもよくないのです。血液をアルカリ性に保つ程度のほどほどがいいのです。

酸っぱい梅干がアルカリ性食品な理由

酸っぱい梅干がアルカリ性食品な理由

アルカリ性食品と酸性食品を分けるトリックで書きましたが、アルカリ性食品の中でも身体によいと誤解されている代表的な食べ物は、何と言っても梅干でしょう。梅干は「酸っぱいので酸性だが、体内に吸収されるとアルカリ性になる」と言われていますが、これにもカラクリがあります。

梅干は、酸っぱくて酸味の強い食品ですから、梅干そのものは酸性です。その酸味はクエン酸などの有機酸で、高温で燃やすと二酸化炭素と水に分解されてしまうため、灰には残りません。灰に多く残るのは、アルカリ性成分のナトリウム、カリウム、マグネシウムなどです。つまり、この測定方法が本来酸性である梅干をアルカリ性食品という名に変えてしまうトリックなのです。

クエン酸を含む梅干しは優れた健康食品 | 食材のプロフィール
https://www.hood-memo.info/pickled-plum/

アルカリ性食品と酸性食品を分けるトリック

酸性、アルカリ性というと、まずリトマス試験紙を思い出すでしょう。青いリトマス試験紙が赤に変われば酸性、赤いリトマス試験紙が青に変わればアルカリ性、何も変わらなければ中性です。色の変わり方が分からなくなったときは「赤い信号が青に変われば歩ける、アルカリ性」と思い出してください。

「アルカリ性食品は健康によい」とか「酸性食品を食べると血液が酸性になる」などといぅことを、一度は見聞きしたことがあると思います。しかし、なんとなくもっともらしく聞こえるこのような説は、実は科学的に根拠のない健康トリックなのです。そのカラクリを説いていきましょう。

酸性食品とかアルカリ性食品といって区別をしていると、食品そのものが酸性やアルカリ性であると思えてきます。ところが実はそうではなく、食べ物を特殊な方法で燃やして残った灰を分析し、それぞれに区別しているのです。それでは具体的に、どのような方法で食品を酸性とアルカリ性に区別するのでしょうか?

ニンジンを例にとって考えてみましょう。まず、ニンジン100gを約500度で燃やして灰にします。その灰を水に溶かし、ミネラル成分を検出します。このミネラルの中でリン、塩素、イオウのように体内で酸性を示す成分と、ナトリウム、カリウム、マグネシウムのようにアルカリ性を示す成分のどちらが多いかで、酸性食品とアルカリ性食品に区別しているのです。

すなわち食べ物そのものの酸性、アルカリ性を測定しているのではないのです。ニンジンやジャガイモなどの野菜の多くは、燃やした後の灰にアルカリ性成分が多いのでアルカリ性食品、マグロや鶏肉などの肉類の多くは、酸性成分が多いので酸性食品とされています。

こんな測定方法が人間の身体にそのまま当てはまるのでしょうか? 人間が食べ物を食べ、栄養素が消化吸収されて細胞内で代謝されることを燃焼といいます。このような測定方法は、体内の反応を実験室の試験管内での燃焼に置き換えたトリックなのです。まさか、人間の体内が50 0度という高温になるはずがありません。試験管内での反応と、人間の体内で起こる反応とは、同じではありません。

アルカリ性食品の代表は梅肉エキスです。肉を食べ過ぎて酸性に傾きそうなときは食後に梅肉エキスを摂ると中和されます。

梅肉エキスで血流も改善 | 100種類のサプリメントの効能と効果
https://more-supplement.info/use/archives/517

ロハスはファッション?

ロハスも最近の流行語で、いろいろな問題があります。ロハスとはローハスともいわれます。日本辞に訳をすると、「健康と持続可能なライフスタイル」となります。健康や環境間頓に関心の高いい人々のライフスタイルとされています。

ロハスという言葉は、1998年頃からアメリカで健康や環境に意識の高い人たちの間でビジネス用語として使われるようになったようです。
日本では2002年に初めて「健康と環境を志向するライフスタイル」と訳され紹介されました。ロハスといっても、漠然としたイメージで具体性がないため、スローフードと同じように、生産者や販売者が販売目的でロハスを使ったり、消費者がファッション感覚でロハスを使っているのが現状です。

環境問題や健康を重視したライフスタイルがロハスであるはずなのですが、これらにまったく該当しない商品をロハスと言ったり、これまでスローフードとかスローライフと言っていたものをロハスに置き換えているようなものもあります。農産物でいえば、無肥料無農薬栽培こそがロハスに適合すると思われるのですが、ふさわしくないものにもロハスという言葉が乱用されるようになりました。信頼性の低いものと同じように判断されないためには、無肥料無農薬栽培はロハスである、とは言わないはうが良いでしょう。

食事を工夫してもっと健康になる
https://memo-note.com/meal/

スローフードの安全性

スローフードという言葉は1986年にイタリア北部のビュモンテ州のブラという小さい町から生まれました。当時、ローマのスペイン広場にハンバーガーショップのマクドナルドが開店しました。ハンバーガーなどのファーストフードにイタリアの食が脅かされるのではないかと危機感を感じた人たちによって、スローフードという言葉が生まれ、スローフード協会が発足しました。

今では世界の約40か国に約8 万人の会員がいるとのことです。スローフード運動の具体的な活動内容は、

      1. 消えつつある伝統的な食材や質の高い食品を守ること
      2. 賀の良い食材を提供している小さな生産者を守ること
      3. 子供たちも含めた消費者に味の教育を勧めること

      1のような食材であれば市販のものより安全でしょうが、残念ながら食の安全性につい
      ては定義付けられていません。日本では、2000年頃からスローフードという言葉が流行り始めました。その後、スローフードという言葉だけが独り歩きをし始めました。

    1. スローフードの明確な安全性の定義や認定がほとんどないため、生産者や販売者側の都合の良いように、スローフード、スローフードレストラン、スローライフなどの言葉が使われるようになってきました。スローフードを名乗る食材やレストランがたくさんありますが、原材料や製造工程などの詳しい内容を公開しているものがほとんどありません。無肥料無農薬の農産物を使った食材や天然の発酵醸造菌を使った食材はほとんどありません。
    2. なかには農薬を使った食材や化学調味料などの食品添加物を使った食材もあるでしょうが、情報公開をしていないため、消費者には判断ができません。提供する側に都合の長い情報しか消費者に公開しないのは大手メーカーだけではありません。自然食の業界も同じようなものです。

これまでに自然食の販売やレストランを経営したいという人から相談を受けたことが何度もあります。そのとき、まず最初に聞くことはその人の食生活です。自然食を利用していない人が少なくないのです。自然食を消費者に提供しょうとする人自身が自然食を利用していないのでは話になりません。

自分たちは食べないような食品を消費者に売っている大手メーカーと考え方は同じようなものです。商売のためだけに自然食を利用しょうとしているのです。このような人が自然食の仕事を始めてもいいかげんな自然食を扱ったり、都合の悪い情報は消費者に伝えなかったりして、信用を失い、うまくいかないことがよくあります。スローフード=安全というイメージに惑わされないようにしましょう。

活泉水でもっと元気に!
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アンチエイジングで老化防止はできない

最近アンチエイジング(抗加齢)が話題にあがります。そして老化の状況を検査するという、アンチエイジングドックを行なう病院が増えています。

老化防止といっても、そう簡単に老化を防ぐことなどできるはずがないことは常識で考えても分かりそうなはずですが、健康ブームや病院が行なっているからということで信じてしまう人たちが少なくないようです。しかも病気になって受ける検査ではないため、健康保険が使えず、料金は1人3〜5万円くらいで高額です。

アンチエイジングドックの検査は血液検査や骨密度などですが、老化を判定できる医学的データははとんどなく、病院ごとに検査内容や診断にばらつきがあります。そして治療といえば、ホルモン剤、サプリメントの摂取、食事療法、運動療法などです。ホルモン剤で一時的に表面上は老化を防止できたとしても、その副作用で老化が促進されることもあります。サプリメントで老化を防止できるという医学的データはありません。

有名レストランのシェフと医師とでアンチエイジングメニューを開発しているとの話も聞きます。なんの医学的根拠もなく老化防止に役立つという食材を使って抗酸化作用や中性脂肪などを減らすといっています。しかし、無農薬とも無添加ともいっていません。アンチエイジングメニューといっても、その料理に使われている食材に使用している農薬、化学肥料、食品添加物などの化学物質はおそらく数十種類篭るでしょう。

こんな食べ物では老化防止どころか老化促進になりかねません。また、ある大学病院ではこともあろうに清涼飲料メーカーと老化防止の食品開発をはじめています。最初からできるはずのないものを開発する前に、清涼飲料の有害性を研究すべきです。アンチエイジングドックを受け、老化防止と称する治療を受けても効果がないという苦情も少なくありません。

そこで日本抗加齢医学会では、専門医の認定制度を設けたり、検査法や指導法のガイドラインの作成をはじめたりしています。そして今後の研究で科学的根拠に基づいたデータを積み1 げていきたい、と言っています。ということは、アンチエイジングドックや治療で老化防止ができるとはまだ断言できないと言っているのです。に急かわらず誰でも簡単に老化防止ができるかのような治療は医師法に違反しかねないものです。

本来であれば厚生労働省が調査をし不適切と判断すれば、病院に改善命令を出すべきです。しかし、医師会と厚生労働省と政治家の癒着を考えるとできないことでしょう。もっと国民が利口になってこんなサギ治療にひつかからなければよいのですが、安易に老化防止を期待する人が少なくないことも問題なのです。

ダイエット系サプリの効果 | デトックスで代謝アップ
https://metaboliz.net/detox/?p=337

活性酸素のデメリット

活性酸素というと細胞のDNA や細胞膜を傷つけてしまい、いろいろな病気の要因となることがあり、活性酸素=有害物質と決めつけられることが多いです。

しかし、活性酸素は、本来、病原体を攻撃する役割を持っており、血管を広げたり、排卵を誘発したり、生命活動に不可欠な有用物質でもあるのです。

この活性酸素の働きを打ち消すという抗酸化サプリメントとして、ビタミン剤などが身体に無条件でよいかのように謳われ販売されています。しかし、これらの抗酸化サプリメントが活性酸素の有用な働きまでも阻害してしまうためか、抗酸化サプリメントに有害性があるという研究報告が増えています。

活性酸素が体を錆び付かせてしまう | アレルギーは腸で治す
https://constipation-guide.net/allergie/?p=75

さらに、抗酸化サプリメントが体内で酸化して、身体にとって有害な働きをすることがあります。無肥料無農薬栽培の野菜は一般栽培の野菜より活性酸素を消去する能力が高いという事実があります。しかし、無肥料無農薬栽培の野菜は活性酸素を多く消去するから身体によいという単純なことではなく、本来の野菜であれば活性酸素を消去する酵素などが本来必要なだけの量を含んでいるということであり、一般栽培の野菜は少ないということです。

また、人工的な化学物質は体内で活性酸素を発生させることが分かっており、その活性酸素は有害な働きをすると考えられます。しかし、体内で必要に応じて自然に発生した活性酸素は有用な働きをすると考えられます。

以前、運動すると酸素を大量に吸い込み、そのため活性酸素がたくさん発生するので、運動は身体に悪い、と言い出した学者がいます。しかし、発生した活性酸寒より有害な一活性酸素を除去する能力のはうが高まるのです。

基本的にはどんなものでもメリットもあればデメリットもあります。今の商業主義は売る側の都合の良い情報しか言わず、都合の悪い情報は言わないのです。

カテキンの6倍もの抗酸化力で血糖値、ヘモグロビンA1Cを下げる「アカシアポリフェノール」 | impressions
https://hood.minibird.jp/impressions/2017/11/13/post-386/